骨盤矯正について賛否両論ありますが、LIFE FITでは骨盤の歪みを評価しますし、歪みがあり機能的に低下しているのであれば治療対象にします。
骨盤は仙骨と左右の寛骨の3つから成りますが、仙腸関節と恥骨結合によって骨盤を形成しています。関節の前後には強力な靭帯があり、構造的に考えてもほとんど動かないと考えられています。動いても2mm程度と言われています。
しかし、実際に腰痛や側湾のあるお客様の骨盤はかなり歪んでいます。歪んでいるのは骨盤が一つの塊として、前後や左右に傾いているのではなく、仙腸関節での歪みが触診から判別できます。
特に産前や産後の女性は骨盤がとても動きやすい状態になっています。その状態では体幹が不安定になるので、腰や背中、肩、首に負担が掛かりやすくなるのは当然です。骨盤がなるべく早く元の状態に戻れるように骨盤ベルトや軽い呼吸を用いた運動、普段の姿勢を気を付ける必要があります。
骨盤の動きは仙骨が前に傾く"ニューテーション"という動きや反対に後ろに傾く"カウンターニューテーション"という動きがあります。機能的な状態では、体重をかけたときには仙腸関節はニューテーションしますが、機能的な状態でない場合はカウンターニューテーションを起こします。
他にも仙骨に対して寛骨の動きとして、前方回旋、後方回旋、内旋、外旋、内転、外転、挙上、下制があります。
寛骨は脚の動きと連動して、これらの動きが必要になってきますので、動きが少ない場合は徒手的に関節をゆるめて動きを出す必要があります。その後は、その動きを用いた運動を行い身体に覚えさせていきます。
骨盤へのアプローチは、産前産後だけでなく、腰痛のある方やバランスが悪くなってきたと感じる人にも必要になってきます。
自分の骨盤がどうなっているか知りたい、骨盤が機能的な状態か知りたい方は、お気軽にお問い合わせください。
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